カジュアル面談に参加するが事前に何を用意すべきか、また当日には何をすれば良いのか悩んでいるという人向けにこれまでの知見をまとめました。
私自身が情報系学生として就活をしていてこれまで何度かカジュアル面談を行ったことがあるのでその経験から書かせていただきます。
IT系の技術職採用を想定した大学生のカジュアル面談ですので社会人の就職活動や転職活動だと状況違うもしれませんが、参考になれば幸いです。
カジュアル面談の目的は自社の社風・業務内容と合っているか見極めるという企業が多いと思います。一般的な就活のように未経験でもポテンシャル採用で優秀な人から採る方式ではなく、仕事内容に合う即戦力かどうか・人間性に問題がないかを見られていることが多かったです。これは技術職ならではの傾向かもしれません。
面接だと考えて堅苦しく用意した文章を羅列するより、自分の言葉で即興で受け答えすることが重要だと思います。(ラップバトルみたいですね)
面談当日は人事の方、またはエンジニアの方、もしくはその両方と行う可能性があります。
人事の方であれば面談者の言葉遣いや服装、態度など人間性を重視して見てくると思いますが、エンジニアの方だと技術の話を重要視して服装などはほぼ注目されないかと。
スーツを着るべきか否かという問題ですが、カジュアル面談を行なっている会社はモダンな社風の企業が多いので必要ないのではないかと思います。企業HPを確認して、そこに載っている社員の方がスーツを着ていたらスーツを着て面談に臨み、そうでなければオフィスカジュアルで良いかと思います。
オンライン会議であればとりあえず白いYシャツを着てカメラオフで入室し、入室してきた社員の方がスーツだったらすぐに第一ボタンを留めてネクタイをつける。そうでなければそのままで、というのが最適解ではないかと思います。
あくまでも面談であって面接ではないので服装で落とすことはないと思いますが、第一印象が大きく変わるので悩ましいですね。
面談を予約できたということは、技術要件は満たしている可能性が高いです。となると学生が勉強していることややりたいことと業務内容が一致しているか、一緒に働きやすいか否かが重要な判断指標となります。
私はこれまでこのようなことを聞かれました。
上記の想定質問に対して一人でzoomの画面に向かって練習するのがおすすめです。録画して見返すと意外と感嘆詞が多く聞きづらかったり変な敬語を使ったりしているので、直すべきところとして覚えておくと良いです。
また質問に対しての回答はPREP法を意識するといいです。結論を先に話して後に詳細を付け加える話し方になります。これを意識すると聞きやすさが圧倒的に違います。
ただ「結論から言いますと〜」「結論は〜」と結論結論と言い過ぎるとしつこくなるので、質問に対しての答えは「はい」「いいえ」など一単語で明確に答えてさらに1、2文自分の主張を付け足すのがちょうど良いかと思います。
企業に対する質問内容を事前に考えておくべきです。
カジュアル面談はお互いのことを知るために設けた時間であって、先に企業のことを調べるのに時間を割くのは本末転倒かもしれません。しかし残念がながら企業からしても全く自分らに興味ない人は雇いたがりません。また事前に調べておくことで自分がその会社に対する評価(入社したいかどうか)を明確に位置付けることもできます。面談後にもっとこうしておけばよかったと後悔しないように先に調べるのが得策でしょう。
業務内容や企業に対する深い疑問が一番いいのですが企業サイト見てもあまり思いつかないので、上記あたりを用意しておくといいと思います。
上記の流れで30分〜1時間行うことが多かったです。
企業側が自社紹介のスライドを用意されていて、その説明を聞く時間になることが多かったです。
企業説明を受けている最中はメモを取りつつ疑問点をまとめておくのが良いです。おそらく最後に「質問ありますか」と聞かれるのでそこで数個聞きましょう。質問を行う際は「○個お聞きしたいことがあります」と個数を明示すると良いです。
逆質問というのは人事の方が私らに質問をしてくる状況になります。「想定される質問への回答を考える」で練習したところになります。これも何を聞かれたかメモしておくと後の人生の役に立ちます。
最後にもう一度「質問ありますか」と聞かれることが多いです。取りこぼした質問はそこで聞くようにして、なかったら素直にないと言っていいと思います。
面談後、普通の面接に進む会社や即採用を出す会社など、その後の対応はさまざまでした。
しかし合否を出さずに何も返事をしない会社も多いです。
返事がない、不採用を言い渡された場合でも精神的にダメージを受ける必要はありません。多くは自身のスキルバランスが相手の会社とマッチしていなかっただけで、今後自分に合った会社に巡り合うことが重要です。その場数を踏むためのカジュアル面談と捉えましょう。
以上になります。
面談をされる方、頑張ってください!